こんにちは。sunakonoです。
数年前からベランダで細々と楽しんでいる園芸。
まだまだ勉強中で、日々色々な壁にぶち当たりながら思考錯誤しているのですが、ある年、大きめの寄せ植えの鉢が数日で一気に全滅するという悲しい経験をしました…涙
全滅の原因はコガネムシの幼虫。
今回は園芸の大敵、コガネムシの幼虫を農薬を使わずに駆除する方法と、発生させないための対策についてご紹介したいと思います。
コガネムシってよく見るおなじみの虫。
子どもが小さい頃はよく遊んでいたけれど、園芸にとっては大敵よ!
ハーブの鉢にコガネムシ?
コガネムシの幼虫の被害にあったのは、ゼラニウム・タイム・ミントの寄せ植え。
なんとなく元気がないような…
水をあげても育たないし、葉が枯れてきている気が…
そう思いつつあまり気にもせず過ごしていました。
そんな中、旅行で3日間家を空けたあと帰宅したある日、タイムが全滅しカラカラに枯れはてていたのです。そっと持ち上げると、根っこがほとんどなくなりほとんど土からでてしまっているほどでした。
そして持ち上げたところにはコガネムシの幼虫が!
息子たちが保育園に通っていたころ園の畑でよく見つけていたので、見た瞬間すぐにコガネムシだとわかりました。
見た目はクワガタの幼虫を小さくしたような白い虫です。
コガネムシの幼虫は土の中で過ごし、植物の根を食べて成長します。土の中にいるため、気づいたときには植物が枯れてしまっていることが多いのです。
前の年から引き続き育てていた鉢でもあり、コガネムシはハーブが苦手という意識があったので、まさかこんなに被害に合うとは思いませんでした。
コガネムシの幼虫が発生する原因
春から秋の暖かい時期に活発になるコガネムシ。植物の葉を好んで食べる成虫は、ほとんどの場合葉を食べた植物の根元に卵を産みます。
広葉樹全般、バラやミモザ、オリーブなど、その種類はさまざま。園芸をやっているうえで避けることはできない害虫なのです。
ハーブの葉の中にはコガネムシが苦手なものも多いのですが、中には好んで食べるものも。ですので、色々な種類の植物を育てている環境では、絶対に被害に合わないということはないと言えます。
コガネムシは一度に数十個の卵を産むため、幼虫を一匹発見したら、周りにはもっとたくさん発生している思って間違いないでしょう。
農薬を使わずに駆除する方法
ハーブといえば、お料理に使ったりドライにして香りを楽しんだりできるのが魅力です。
そのため、農薬などは使わずにコガネムシの幼虫を駆除したいですよね。
実際、オルトランなどのコガネムシの幼虫にも有効な農薬は、ハーブ類には対応していません。
すでに発生してしまったコガネムシの幼虫を駆除する方法は、ずばり取り除くことです。
その鉢にまだ生きている植物があれば、一度取り出し根の周りの土をそっと落とします。その後、残った土をふるいにかけることで、コガネムシの幼虫だけを取り除くという方法です。
虫が苦手な方にはハードルの高い作業ですが、やはりこれが一番確実な駆除方法といえます。
早期発見のポイント
まずは成虫を見つけたらすぐに取り除くこと。
成虫は葉を食べるため比較的発見がしやすいです。見つけ次第徹底的に駆除することが大切です。
そして、植物をよく観察すること。
きちんと水をあげて管理しているのに、なぜか突然元気がなくなる。急に土が減ってふかふかになる。そのような場合、土の中に幼虫がいて根が食べられている可能性があります。
異変に気づいたら、早めに植え替えなどの対策をとることで植物の全滅を防ぐことができます。
幼虫が発生するのを防ぐには
コガネムシの幼虫を発生させないためには、成虫が飛来したときに産卵させない環境を作ることが大切です。
植物自体にネットをかける
植物全体をネットで覆うことで、成虫の飛来を避ける方法です。
葉の食害からもハーブを守ることができますが、見た目が良くない点と手入れのしにくい点から、個人的にはあまりおすすめとは言えません。
土の表面を覆う
土の表面を土以外の物で覆う方法。
飛来した成虫は土に卵を産みます。土の表面を覆うことで、成虫が産卵するのを防ぐことができます。
おすすめはココファイバーやバークチップ。マルチシートなどでも可能ですが、天然素材の物のほうが見た目がいい点からもおすすめです。
まとめ
農薬を使わずに植物を育てるのは簡単ではありません。
ですが、虫に食べられるのもその植物が安全な証拠。
ハーブは成長が早く育てやすいものも多いので、害虫などともうまく付き合いつつ、少しずつ上手に育てていきたいものですね。
日々の観察が大切。気長に楽しんで育てましょうね♪
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